知られざるビーチリゾート カンボジアのシアヌークビル
本日は、知られざるビーチリゾート、カンボジア ”シアヌークビル” について、今後の展望と不動産投資についてを考えていきます。
このページの目次
東南アジアの隠れざるビーチリゾート シアヌークビル
初めに、シアヌークビルはどんなところか見ていきます。
まず、東南アジアのビーチリゾートと言って思い浮かべる場所は、タイのパタヤやプーケット、インドネシアのバリ島、フィリピンのセブ島など各旅行会社でもツアープランを出している程、人気も知名度も高い場所があります。
その他、マレーシアのランカウイやベトナムのダナン、フーコックなどもご存じの方も多いかもしれません。
さて、カンボジアのシアヌークビルはご存知の方はいらっしゃいましたでしょうか。
実は欧米人には人気のビーチリゾートなのです。
シアヌークビルの魅力
ではどんなところが好まれているのでしょうか。
シアヌークビルは首都プノンペンから車で3時間程、人口約20万人、ほとんど海に面していないカンボジアにおいて、カンボジア唯一のビーチリゾートです。
日本人には馴染みはないですが、シーズンにはヨーロッパからチャーター便で押し寄せるほどの人気リゾートです。
マリンスポーツはじめ、国立公園もあり野生生物も生息しているエリアです。
前述したタイやインドネシア、フィリピンといった馴染みのあるビーチリゾートとは違い、まだ手つかずの自然が残っていることが人気のひとつかもしれません。
中国人韓国客も殺到
最近ではカンボジア観光省が中国人観光客の誘致を促進したことで、中国からの来訪者、中国によるインフラ開発までも増えいます。また、中国人投資家による観光施設開発も盛んに行われています。手つかずの自然を愛する方とは、賛否の分かれるところですが、開発が一段落する頃には、全世界の人たちにとって、魅力的なビーチリゾートになるかと思います。まだまだ開発途上なので見守っていきたいと思います。
政府主導、都市計画研究所がシアヌークビル開発のマスタープラン着手へ
そんな隠れたビーチリゾート、シアヌークビルですが、政府主導の開発が着手されると2019年にクメールタイムズで報じられました。
2020年1月から約18カ月間にわたるマスタープランで取り組まれます。また、同紙より2020年に南部シアヌークビルの沿岸部で大規模な観光開発の計画を発表し、年内に着手、2023年に完工を目指すとあります。
都市計画研究所は、政府、民間、NGO、市民団体、国際機関のUNIDOやJICA、Kotraなど様々な関係者と会談を重ねており、大規模開発における課題の理解を進めています。国としても開発に本腰を入れていることが伺えます。
開発途上であり、まだ未知数なところはありますが、将来的には大手のディベロッパーの参入や、5つ星ホテルや大規模なリゾート施設の建設も可能性があると言えます。
実際に2019 年2月にはカンボジア開発協議会(CDC)が、2つのリゾート開発プロジェクトを承認しています。
そのうちの1つはシアヌークビルのエリアに約8,840万ドルを投じて、5つ星リゾートホテルと商業センターを開発するとのことです。
例えば、今や人気のパタヤリゾートなども昔は何もないただの漁村だったことを考えると、開発地として政府も関与していることは、今後の発展に期待してもいいのかと思います。
カンボジア・シアヌークビルはどんな物件が人気?
最後に開発途上のシアヌークビルでどんな物件に投資をするのが良いか考えていきます。
以前、カンボジアで最も有名な観光名所、アンコールワットがあるシェムリアップについて触れましたが、シアヌークビルも同様に、将来はビーチリゾートとしてカンボジアの観光名所になることが予想されます。
リゾート地といって思い浮かぶのは、観光客向けの宿泊施設への投資になるかと思います。タイのパタヤではながらく、ホテルへの投資案件があり、ホテルの一室を購入し、運用するというスタイルがあります。
カンボジアのシアヌークビルでも今後そのようなプロジェクトが出てくることが予想されます。投資スタイルは様々で、例えば、完全に所有し自分で運用するやり方(Airbnbなどの利用)、ホテルの運営会社は決まっており、部屋の所有権を購入し、運用は運用会社に任せ利回り保証を受け取る方法などがございます。
利回り保証の物件の購入する場合には、ホテルの運営ブランドだけでなく、利回り保証の主体がどのような会社なのかも良く確認して購入をされてください。ホテルのブランドは世界的に有名な会社だが、保証主体は小さなデベロッパーだったなんてことも良くある話です。ホテル運用がうまく回っている間は問題ありませんが、今回のコロナウィルスのようなことが起こった際、利回り保証主体の資金的な体力が、重要な要素となってきます、
名のある人気ブランドのホテルプロジェクト、立地がよく有名ではないが人気の出やすいホテル、ショッピングモールなどが併設され人気が出そうなホテルなど、このようなプロジェクトが今後出てこないか注目してみてはいかがでしょうか。
開発途上であれば他国のビーチリゾートよりも割安でご購入できることもあります。開発途上だからこそ、注目してみてる価値があるかもしれません。
不動産投資のコンサルティングを17年間、そのうち、7年間はタイ・マレーシア・フィリピンを中心に東南アジアを飛び回り、投資コンサルティング及び運用アドバイスに7年間携わって参りました。本サイトではその経験と、最新情報から皆様の東南アジア不動産投資に有用な情報を提供していきたいと考えております。