タイ 財務省が未使用の空き地を有効活用策を検討

バンコクポストにてタイの未利用の空き地の有効活用についての記事が掲載されていましたのでご紹介させて頂きます。かなり開発が進んだバンコク市内でも未利用の大きな空き地が多く見かけます。

 

タイ財務省は未使用地を自己管理化へ促す方針

財務省では、ほかのタイ国の機関が管理する未利用地を財務省管轄に置き、有効活用を促すことを計画しているそうです。
国有地1250万rai(200億㎡)のうち、現在、財務省管轄にあるのはわずか4%にとどまる。残りの96%については、そのほか様々な政府機関によって管理をされているとのこと。

財務省ではこの先2年間のうちに、財務省が管理する土地の割合を4%から10%まで引き上げることを目指しているという。
まず各政府機関に各機関が管理する土地の価値を評価させ、その価値同等の経済的・社会的価値を生み出すよう、各機関に義務を課す予定とされています。この規制は2020年9月に発効すると予想されいる。
また、2019年に発効している「土地改革法」により、土地を保有する政府機関は財務省に一定の賃料を支払う義務が課せられている。

これらの規制より、多くの土地を保有する機関からは財務省への土地の返還をするのではないかとも考えられている。100万rai(16億㎡)を保有するタイ電力公社では、約半分の50万rai(8億㎡)の返還が予想されており、すでに15,000rai(2400万㎡)が返還されているという。

 

まとめ

こちらの記事はバンコクポストの以下の記事より引用し、作成させて頂きました。

https://www.bangkokpost.com/business/1954695/treasury-department-reclaiming-unused-land

バンコク市内で見かける空き地は、政府機関による国有地のほか、王家が保有している土地だから収益化は急がないといった話を聞いたりしますが、バンコク都心部の空き地の有効活用は、タイ国の財源を潤すと同時に、高騰するバンコクの土地代の緩和に結び付くかもしれません。