三井不動産がマレーシアBBCCプロジェクトに追加投資を決定
Star Onlineマレーシアにて、三井不動産アジアがBBCC Development Sdn.Bhdとブキットビンタンシティセンタープロジェクト(BBCCプロジェクト)のサービスアパートメントブロックの購入を発表したと報じられています。
クアラルンプール BBCCプロジェクトとは?
クアラルンプール中心部、ブッキットビンタン地区にて行われている、商業施設、オフィス、住宅、ホテルなどで構成される全体敷地面積約78,500平米となる大規模開発プロジェクトです。Uda Holdings、Eco World Development Group Holdings、Empolyee Provident Fund Boardから構成されるBBCC Development Sdn.Bhd(以下、「BBCCD社」)が推進するプロジェクトで、2024年に全体オープンを迎える予定されています。
三井不動産アジアはBBCCD社の出資者とともに、MFBBCC社を設立し、ららぽーとの開発、保有、運営としてかかわることを2017年に発表していました。
ららぽーとはオフィス棟、ソニーも関わるエンターテインメントハブとともに、2021年に開業予定で工事が進められており、床面積で82,600平米、300店舗ものテナントを誘致することができる大規模ショッピングモールになります。
サービスアパートメントブロックの共同購入
今回発表されたのは、BBCCD社と三井不動産アジア社が共同で、BBCCプロジェクト内のサービスアパートメントブロックを共同で購入するというもの。価格は242milリンギット(約60億円)となっています。
サービスアパートメントは2023年完成で工事が進められており、44階建て、計269ユニットの居室、プール、フィットネス、ヨガデッキ、図書室、ビジネスセンターといったファシリティから構成されています。
BBCCD社への出資者であるEco WorldのTan Siri Liew Kee Sin会長は、「この協定はマレーシアと日本の長期間にわたって築かれた二国間の強さを証明した」、また世界各所でコロナウィルス感染拡大による混乱が起きている中で、「私たちは三井不動産アジアのような大切なパートナーのサポートを得ることができ幸運です。」とコメントしたとされています。
まとめ
BBCCはクアラルンプール中心部に開発される大規模複合プロジェクトとして期待されています。政府系のデベロッパー、年金ファンドといったメンバーでプロジェクトが進められており、マレーシアのプロジェクトでは資金は安定しているプロジェクトだと思います。
ただ、Liew氏のコメントにあったとおり、世界各所でコロナウィルス感染拡大による混乱、当プロジェクト内のコンドミニアム等の販売が減速する中、本共同購入は三井不動産社から、BBCCプロジェクトへの資金補助といった意味合いが強いのかもしれません。
この記事は以下のStar Onlineマレーシアの記事を参照し記載させて頂きました。
不動産投資のコンサルティングを17年間、そのうち、7年間はタイ・マレーシア・フィリピンを中心に東南アジアを飛び回り、投資コンサルティング及び運用アドバイスに7年間携わって参りました。本サイトではその経験と、最新情報から皆様の東南アジア不動産投資に有用な情報を提供していきたいと考えております。