ミャンマー ヤンゴンでコンドミニアムを購入 ~現地の最新情報と相場をご紹介~

今回はミャンマーで増加中のコンドミニアムについて現地の最新の情報をお届けします。

 

ヤンゴンのコンドミニアムとは?

ヤンゴンではサービスアパートメント以外に、ここ数年コンドミニアムも増えてきました。以前は高級物件のほとんどがサービスアパートメントでしたが、やはり大きな部屋ばかりだと、分譲単価があがってしまうことを考えてか、ヤンゴンのサービスアパートメントには少なかった、コンパクトな広さのコンドミニアムが増えた印象です。そのため間取り1K~3LDK、4LDKと幅広い設定となっています。一番せまい1K だと50平米超より、1bed   roomだと80平米前後のものが多く出回っています。また賃料にもよりますが基本的には家具家電付きの部屋がほとんどです。

 

ミャンマーでは、コンドミニアムであれば外国人も、6階以上の建物について、全体の面積の40%未満であれば購入することが可能です。

 

 

【エリア別】コンドミニアムの相場

ヤンゴンのエリア別コンドミニアムの相場です。
ヤンゴンの広さは東京23区と同じくらいですが、その中でもコンドミニアムがあるエリアはごく一部に限られており、ここにほとんどの日本人や外国人が暮らしています。
この一部を大きく3つのエリアに分けてご紹介します。

 

ダウンタウンエリア

一つめはダウンタウン。ヤンゴンの南部にあたるエリアで、日系企業が多く入る「SAKURA TOWER」もこのダウンタウンにあります。ミャンマーの昔からの経済中心地。またダウンタウンの中でも南端はローカルアパートが多くひしめき合っており、中華街やインド街が形成されています。
コンドミニアムはミャンマー人向けのものも多く、物件は古めであるため価格は比較的安めです。古めの物件であれば3LDK 1500万円~。ダウンタウンには開発用地が少なく、新しいコンドミニアムの開発は多くありません。

2021年にはダウンタウンにペニンシュラホテルが開業予定。ペニンシュラホテルと同敷地内でコンドミニアムも建設中で、現在も販売されています。2bed roomで120万USD(約1億2937万円程度)とヤンゴンでは最高級の部類に入ります。

 

ペニンシュラ ヤンゴン

写真はペニンシュラヤンゴン公式サイトより。(https://www.peninsula.com/ja/yangon/the-peninsula-yangon/residences)

 

ミッドタウン(カンド―ジーレイク周辺)エリア

二つめはミッドタウン(カンド―ジーレイク周辺)です。
ダウンタウンの北にあるこのエリアにミャンマー最大の聖地シュエダゴンパゴタがあり、またカンドージ湖周辺に多くの国の大使館がある大使館エリアです。ヤンゴンの中でも一番高級物件があるエリアで、日本人駐在員の多くがこのミッドタウンのいずれかのサービスアパートメントかコンドミニアムに住んでいます。
物件数も一番多く価格も高いのですが、ミッドタウンの中でもローカルが多く住む西側のローカル向けコンドミニアムであれば価格は下がります。全体を平均すると3LDK(2000ft)ぐらいのお部屋で4000万円~といった価格帯になります。

 

ミッドタウンインヤーレイク周辺から空港まで)

三つめはミッドタウンインヤーレイク周辺から空港まで)のエリアとなります。
カンドージーレイクから3キロほど離れた場所にインヤーレイクはあります。
ミッドタウンとアップタウンの境目は曖昧ですが、おおよそアップタウンとは空港から北側を指します。空港を超えた北側へ行くと、多くのローカルが住むエリアで街の雰囲気もがらりと変わり、高いビルはありません。
ダウンタウンからご紹介して参りましたが、ダウンタウンから空港まではたったの15キロ程度しか離れていません。つまり、この15キロ以内にほとんどの外国人が住み、続々と物件が建設されています。
このインヤーレイク周辺は特にヤンゴンの中でも開発著しいエリア。インヤーレイクから空港を結ぶ道路、PYAY ROADの両側はミャンマーの富裕層が多く住み、豪邸が建ち並んでいます。当然ながらコンドミニアムの相場も高め。最新のコンドミニアムの売買価格は、インヤーレイク周辺では、3LDKで1億円を超えています。

 

コロナウィルスと最近のコンドミニアム市場

コロナウイルスの影響のせいか、この数カ月多くの不動産仲介業者がプロモーションを行っています。頭金の最低金額を売買価格の30%から25%に変更する、〇月×日までに契約を結べば住宅ローン金利が3年間は0になる等と、フェイスブックで目にしない日はありません。