ジョホールバルがまた注目される!? 【マレーシア景気関連ニュース】

今年、マレーシア、ジョホールバルに投資の注目があたるかもしれないという記事をみつけたので紹介させてください。

2012年から2014年頃、大きな注目をあびたジョホールバル、マレーシア全体の不動産動向、明らかな供給過剰により、なかなか動きの少ない状況が続いていたジョホールバルですが、2020年また大きな動きがあるかもしれないとされています。

 

ジョホールバルの魅力

2012年頃、ジョホールバルが注目された理由は、シンガポールとの位置関係、シンガポールとの価格差にあり、その魅力は当時より高まっているといえるかもしれません。

 

シンガポールの距離・価格差

シンガポールとジョホールバルは、約25km、電車でも20-30分という香港と深川と関係と良く似た立地関係にあります。十分、シンガポールが通勤圏にはいる中で大きな価格差がある、これが多くの投資家がジョホールバルに注目した理由でした。

現在では、リンギットの大きな下落もあり、その価格差も当時にくらべさらに広がり、10倍超に広がっているとされています。(シンガポールの住宅の平均価格が1,700ドル/sqf、マレーシアの平均がなんと143ドル/sqf)

 

香港投資家の動向

そのような状況の中で、香港の投資家の中でジョホールバルへの注目が高まりだしているとされています。

香港の投資家から注目が集まるとなると、またもう一度ジョホールバルのブームが戻ってくるかもしれないとおもっています。こちらは私見ではありますが、海外投資を行うにあたり、中国人、香港人の投資の行き先は、投資エリアを選定するのに大きな参考になると思っています。日本人よりも大胆に投資判断を行い、一斉に多くの投資家が動き出す傾向があるからです。

最低投資価格の引き下げ

香港の投資家の注目を集めるきっかけになったのが外国人の最低投資価格の引き下げです。2020年よりマレーシア不動産への投資の最低投資額が100万リンギットから60万リンギットに引き下げがなされました。

それに加え、マレーシアジョホールバルには安い価格だけでなく、10年間更新不要のMM2Hビザ、シンガポールや香港では取得できない、フリーホールド(所有権)の物件が購入できるといった魅力もある。もともと中国的な街の作られ方をしている点も、香港人が投資対象として検討する理由になっているとのこと。

一方、シンガポールの住宅購入にかかる20%印紙税は、高い価格をさらに引き上げる要素にもなっており、相対的にジョホールバルの価格の優位性を高めています。

 

まとめ

ジョホールバルで購入した不動産が賃貸も売却もできず、塩漬けとなってしまっている話はよく耳にしておりましたので、香港バイヤーの動きをきっかけに、マーケットから大きな注目が集まることを、わたくしも期待しています。

本投稿は下記の記事を参考に、私見をまじえ記載させて頂きました。

(参考)https://www.scmp.com/magazines/style/news-trends/article/3073926/just-25km-singapore-malaysias-johor-bahru-offers