タイ東南部(EECエリア) 住宅供給・需要ともに落ち込む予想 【タイ景気関連ニュース】
Real Estate Information Center (REIC)によると、EECと呼ばれるタイ東南部、チョーチャンサオ、チョンブリ、ラヨーンエリアの住宅マーケットは2020年、供給・需要ともに落ちこむと発表しました。
このEECエリアは、タイ政府が最も力を入れて開発を進めている地域であり、高速鉄道や空港拡張、貿易港拡張といった開発が行われている地域で、みなさまが知っている場所の名前でいうと、パタヤやシラチャといった町がそのエリア内にあります。
REICによると、供給サイドの建築許可取得件数は、最悪のケースでは2019年比23.7%落ち込み、31,649件、最も楽観的なケースでも10.2%下落すると予測しています。その中でも特に落ち込みがひどいのが、コンドミニアムが2019年比約50%の下落と予測されています。
理由としては、コンドミニアムは投資やセカンドハウスで購入されるものが多く、コロナウィルス感染拡大の経済状況より買い控えが起こることが考えられています。
一方、需要サイドにおいても、部屋数ベースで2019年比-3.1%から-20.7%、価格ベースでは-29.3%から-13.6%の減少が見込まれています。それでもなお、シラチャを中心とするチョンブリエリアでは12,705部屋のコンドミニアムの名義移転(購入)が見込まれているとのことです。
本投稿は下記の記事を参考に記載をさせて頂きました。
(参考)https://www.bangkokpost.com/business/1901820/eec-residential-transfers-likely-to-deflate
不動産投資のコンサルティングを17年間、そのうち、7年間はタイ・マレーシア・フィリピンを中心に東南アジアを飛び回り、投資コンサルティング及び運用アドバイスに7年間携わって参りました。本サイトではその経験と、最新情報から皆様の東南アジア不動産投資に有用な情報を提供していきたいと考えております。