KLの大規模開発用地 カンポンバル再開発は実現しない?

クアラルンプール市内中心部で、最後の大きな開発用地と注目されてきたカンポンバル地区。

その再開発が実現しないかもしれない。というニュースをとりあげます。

 

マレーシア政府の資金不足により再開発が実現しない?

マレー農業居住区(MAS)名誉書記シャムスリ スラディは、
政府がプロジェクトに費やす充分な資金ないため、カンポンバルの再開発案が実現することを予期していないようです。

「MASは、前政府から報告された計画に同意した地主の数に関して、現在の政府によって受け取られた情報と相違がある」
とシャムスリ氏が述べていることをスター誌は引用しました。

 

カンポンバル地主に提案されている土地取得法

彼はカンポンバルの開発は、すべての地主からのフィードバックを取り入れながら、段階的に行われるべきであると指摘しました。

また、MASはマレーの飛び地の開発に反対していないが、
シャムスリ氏は、複数の所有権の問題を解決してから計画を進める必要があると強調しました。

カリド氏の指揮の下、2019年9月21日、同省はカンポンバルの再開発計画を発表しました。
これには、政府が100億リンギットのプロジェクトを開始するために土地を取得する必要がありました。

政府は1平方フィートあたり850リンギットの土地レートを提供し、土地所有者には4つのオプションが与えられました。
-それは、現金補償、プロジェクト内のユニットの所有、プロジェクト内での現金とユニットの組み合わせ、またはプロジェクトの株主のことです。

2019年10月25日、オファーは修正され、プロジェクトに設定された特別目的事業体内(SPV)の株式の形で、
追加の150リンギットが含まれるようになりました。

プロジェクト内のユニットを取得することを選択した場合、15%の割引も土地所有者に提供されます。

 

まとめ

こちらの記事は以下の記事をもとに作成いたしました。
https://www.propertyguru.com.my/property-news/2020/6/189346/kampung-baru-redevelopment-not-to-materialise

カンポンバルはペトロナスツインタワーから直線距離で約1km、クアラルンプール中心部にあるマレー人特区街となっています。今では高層ビル、コンドミニアムが立ち並ぶクアラルンプール中心部において、ひときわ目立つ低層の古い建物が並ぶエリアです。

マレーシア政府はクアラルンプール中心部での大規模再開発ということで、力をいれて進めてきたプロジェクトではありますが、資金難により進まない可能性があるとの報道でした。この開発が進めば、ツインタワーを中心に南にイスラム金融街を目指すタンラザックエクスチェンジ、北にカンポンバル再開発と巨大プロジェクトが並び、さらにクアラルンプールの街が広がっていくことが予想されていたのですが、残念です。