フィリピン マニラ 日系カジノで従業員1000人を解雇 【フィリピン景気関連ニュース】

フィリピンスターのニュースにてフィリピン マニラにあるオカダマニラにて1000人の労働者解雇へというニュースがでていましたのでご紹介します。

 

オカダマニラとカジノベイエリアとは

マニラ ニノイ・アキノ空港からほど近く、複数のカジノがあるマニラベイエリアと呼ばれるエリアがあります。日系のパチスロメーカー、株式会社ユニバーサルエンターテインメントが開発、運営するオカダマニラをはじめとして、マカオで有名なシティーオブドリーム、マニラ湾目の前のソレアリゾートなどがひしめく、アジア有数のカジノエリアです。

高級ホテルとカジノが一体で開発されており、中国などから多くのカジノ目的の観光客が押し寄せていました。カジノそのもの、またその観光客相手のビジネスで多くの雇用を生み、多くの海外からの駐在員も押し掛けており、マニラエリアの経済をけん引しているエリアです。

特に不動産価格でいうと、マカティ、グローバルシティといったマニラの有数の開発エリアを抑え、一番値上がり率が高かったエリアと理解しています。やはり、不動産の値上がりに大きく起因していたのは中国人の投資で、カジノ目当てにフィリピンに訪れる観光客、旅行会社など様々な中国人が住み、投資をしていたことが大きかったようです。

 

 

オカダマニラで1000人の解雇

フィリピンスターによると、2019年12月には2018年と比較し約2倍の46憶ペソを記録したと絶好調だったオカダマニラも、コロナウィルス感染拡大による影響、マニラが所在するルソン島で実施されているロックダウンより、オカダマニラの収入は0に等しく、1万人いる従業員のうち10%にあたる1000人の従業員解雇を進めているという。

 

 

世界各地でコロナウィルス感染影響拡大による経済への深刻な影響が報道されるようになっています。本記事を紹介させて頂いたのも1社の業績悪化という点ではなく、マニラの不動産市況をひっぱってきたカジノエリアにて、カジノすらも経営が厳しくなってきているということで、不動産価格への影響を懸念しての紹介となります。

 

本記事に利用させて頂いた写真は楽天トラベルより参照させて頂きました。